最近、レトロPC関連の価格が高騰しています。その中で、PC-8801のキーボードも高値で取引されています。キーボードが手に入らない場合や故障時の予備として、GitHubに公開されているクリエイター、ethy1eneさんの作品であるPS288mfを使ってみようと考えました。
※PS288mfはPC-8801M/Fに対応しています。
【必要な部品】
・Arduino nano
・電解コンデンサ 10~100μF(耐圧10~25V) ※使用するのは25V100μF
・積層セラミックコンデンサ 0.1μF(耐圧10~50V) ※使用するのは50V0.1μF
・PS/2キーボードソケット
・ユニバーサル基板
・ジャンパワイヤー3本
・基板スペーサー
※作成の詳細な手順については、ethy1eneさんのGitHubをご覧ください。
※Arduino IDEでの注意点として、techpaulさんのPS2keyAdvancedライブラリが必要です。
上記の部品を使用することによって、Arduino nanoに書き込みが完了します。これにより、ethy1eneさんのPS288mfキーボードエミュレーターが動作する準備が整います。詳細な手順や注意事項については、ethy1eneさんのGitHubを参照してください。
では、動作チェックをしてみましょう。部品の接続が正しく行われているようですので、次にArduino nanoに書き込んだプログラムがきちんと動作するか確認してみます。必要な動作確認を行い、問題がないことを確認したら、PS288mfキーボードエミュレーターの使用準備が整います。
次に、入力が正常に機能するか確認してみましょう。
テストとして「hello keyboard pc-8801fa」と入力してみました。問題なく入力が受け付けられているようです。PS288mfキーボードエミュレーターが正常に動作していることが確認できました。これでPC-8801M/F用のキーボードの予備や代替として使用することができます。おめでとうございます!
このPS288mfキーボードエミュレーターは、キーボードが入手できない場合や故障時の予備としてだけでなく、Arduino nanoを使った初歩的な電子工作に最適な作品だと思います。
また、ミニDIN5ピンコネクタを取り付けることで、より良い仕上がりになると思われます。基板発注用のデータも含まれているので、プリント基板で製作することで、より綺麗な仕上がりを得ることができます。
キーボード変換に関する方法として、ジャンパワイヤではない別の方法についても追記したいと考えております。これにより、より多様な選択肢や改良点を提供できると思います。
最後にやはりネット上でも理解は深められますが本の存在は大きいと思います。
ここで1冊の本をご紹介します。理解度が早くなることは間違いないです