本日はコチラになります。NEC CD-ROMユニットパック PC-9821N-CD01Xについて書きたいと思います。1997年10月23日だそうです。現在は2023年ですね。発売日は24~25年前ですかまぁ、、、読み込まない&回転不良なんです。ある意味では当然の事のように思えます。それでも令和5年頑張ってみましょうかね。1991年3月15日発売の信長の野望・武将風雲録のサウンドトラックも音飛びで聞けません。
ピックアップレンズの型番は「SF-98」になります。ネットで探しても見つかりません。(この部分は記憶が曖昧になります。同じ形をしたCD-ROMユニットパックが他社からもロゴだけ違う形で同じSCSIを使った製品がたくさんあったような気がします。令和5年にもなりますとジャンクで見つける事も難しく中身が同じであるか確認できない所は非常に残念であります。)
背面部よりSCSIが使えるタイプのCD-ROMユニットパックになります。乾電池でも動くのでACアダプタがなくても動作する製品となります。
ちょっと分解してみましょうかね。という事で分解します。中身はコチラです。
86音源と同じで表面実装型のアルミ電解コンデンサばかりです。
頑張って外してみますか?前々回の86音源の「つまんでグリグリ法」です。
この年代の表面実装型アルミ電解コンデンサも液漏れして粉状に乾燥しているような感じですね。今回は年式と基板の状態から「つまんでグリグリ法」を選択しましたが、この世代も少し危険な状態のようです。半田コテで熱してもランド剥離や魚臭い?磯の香り?はありませんでしたので、微々たる液漏れだったのだと思われます。
最後の表面実装のアルミ電解コンデンサを取付けた画像を紛失したようです_(:3 」∠)_
<今回のCD-ROMユニットパックについて>
同電圧・同容量を取付けた所、回転制御も読み込みも良好でして、シュ!キュルキュル!ピタッ!っと機敏な動きが戻ってきました。昔の話になりますが、私はこのような修理に関してすぐにピックアップレンズの出力を上げるという事をやっていましたが、最近では電解コンデンサの交換と掃除、角度の調整や少量の注油で動作が改善するケースに遭遇する事が多くなってきました。ピックアップレンズの出力調整は本当の意味での最終手段だという事がわかりました。正確にはオシロスコープが使えないと記事としては正確ではないのですが、残念ながらオシロスコープをまだ使えないので確認が出来ません。しかし、出力調整の前に電解コンデンサを疑ってみるという良い勉強になりました。
そして、信長の野望・武将風雲録の壮大な世界のサウンドが戻ってきたのであります。最後の曲に「陽炎」という歌が入っています。子供の頃は、信長の野望・武将風雲録を遊ぶ友人の横で、この「陽炎」をCDラジカセで大音量で流して悪戯していました。その歌詞を聴くと気が散ると言ってましたが、令和5年の私はこの曲や歌詞がとてもいい作品だと感じています。お子様だった私たちにはその歌詞の意味がよくわからなかったという事になります。日本の歴史は子供の頃は織田信長の野望で覚えて、大人になってから自分で歴史も学びながら深みが出てきたという事でゲームから何かを学ぶ事も良いのではないかと思う事もありました。