えふでぃの備忘録

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SCSIエミュレータ ArdSCSinoに挑戦した時の記録と現在の状況

SCSIエミュレータにはX68000からRaSCSIとArdSCSinoという双璧のSCSIエミュレータがあります。今回はTNB製作所のたんぼ氏のArdSCSinoについて書きたいと思います。私はPC98でArdSCSinoが動作するか挑戦していました。最近は98noteの I/O拡張ユニットで動作報告をしていたのすが、Cバスを使うSCSIエミュレータはデスクトップ機で使用される事がほとんどですので、一時中断しております。ArdSCSinoの歴史については、長い間PC98で使用できる同人ハードを多く開発し頒布して頂いている「Project M.P.S」さんの下記ページをご覧ください。

projectmps.net

令和5年6月現在に定期的に頒布されているSCSIエミュレータ(ArdSCSino)は、すきま工房氏とtomo氏のBOOTHから頒布されております。どちらも人気がありますので、すぐに売り切れてしまう状況です。同人ハードを頒布する方々も時間の都合や仕事や家庭など色々な事がありますので、次回に必ず頒布されるとは限らないので頒布して頂いている時に購入をお勧めします。

sukima-studio.booth.pm

tomoretro.booth.pm令和4年に私の最初に挑戦した時の画像です。(これはST-LINKを使用しています)SCSIエミュレータのメンバーの中では一番理解していないド素人の挑戦になりました。MI68というX68000をはじめとしたコンピューターやゲームマシンのイベントに初めて参加させて頂きまして、X68000のzato氏とPC98のシエル氏にお会いすることが出来ました。そこでド素人な質問をたくさんしました。その節はご迷惑をおかけしました。こんな状態でよくやる気になったなぁ。。と今でも思い出します。

              

ド素人というのは恐ろしい。書き換えにはST-Link V2プログラミングユニットを使用していました。

今でもこちらの方法で実行しています。あまり壊さないであろう状況で何個ものSTM32F103が壊れて大切な同人ハードの耐久力も限界になり部品を交換したりと、まぁ初物に挑戦するという事は、このような出来事があって最終的に出来るようになってくるのでチャレンジ精神が一番重要になります。

                 

私はCバスのSCSIボードやデスクトップ機をほどんど所有していません。その中で一番の相棒だったのがIFN-NSです。このSCSIボードは初期の頃から良く動作してくれた私の一番の相棒です。現在でも一番安定して使用できています。

コチラがArdSCSinoとBlueSCSIのV1のファームウェアです。

Zato氏

github.comEric Helgeson氏

github.comCバスボードと組み合わせた時の画像 

IFN-NSとBlueSCSIのV1を組み合わせた画像   

 

すきま工房氏のシールドを組み合わせた画像    

現在はIFN-NSでなければ動かないという事はないので、色々なCバスボードで使えるようになってきています。私の最初の環境でのみ、このCバスボードが必要だったという事になります。「Project M.P.S」さんのProject M.P.S製ArdSCSinoカスタムファームウェアでは幅広く対応されているという事でPC98ユーザーはProject M.P.S製の同人ハードの頒布を期待して待つことが最良の選択になるかもしれません。

下記がArdSCSino対応Cボードという事になっているそうです。 projectmps.net

私が動作報告した作品は、すきま工房氏のシールドとEric Helgeson氏のBlueSCSIのV1でした。BlueSCSIのV1に関してはJLPCBに発注して自分で作成する事にしました。このBlueSCSIの基板はライセンスの関係で自作なら大丈夫という事と、許可を得た人だけ販売が出来る作品との事ですので、注意が必要になってきます。自作販売許可されている人から購入という形になります。   下記画像はSCSI固定ディスクの状況です。こんな感じで使うことが出来ます。    下記画像はSCSIの認識された時の画像です。 現在注目されているのがtomo氏の(ArdSCSino-stm32 を改良してみた)という記事になると思います。こちらはArdSCSinoに更に改良された作品となります。

tomoretropc.blogspot.comレトロPCを使用する時に、どうしても問題となってくるのがストレージ問題です。そのストレージをどうにかしようと開発された作品がSCSIエミュレータという技術です。この素晴らしい技術に初期の段階で挑戦する事ができ、ある程度動作させることが出来た時は、とてもうれしく思いました。お話によると本当の意味での完成はまだ先は長いという事をお聞きしました。

更にArdSCSinoに参加する人が増える事を期待したい所ですね。情報は多ければ多いほど同人ハードを頒布している方や使用中の方の状況が良くなっていきます。...と言いつつ自分も最近は出来ていないというような現状だったりします。

令和5年6月現在ですとシエル氏とtomo氏の解説が詳細な解説になり、今までのまとめになってますので一番わかりやすいと思います。興味のある方は熟読されることをお勧めします。

 

<ブログ用資料の動画の時の本体の状態>

www.youtube.com

この記事の続きとして「ArdSCSino」が発表されました。

dxpc98fdd.hatenadiary.com

専門的な事がわかりませんので、質問等ある方はtwitter上で♯ArdSCSinoで質問してみて下さい。知識不足の関係で記事が少し違う部分もあるかもしれません。大目に見ていただけると幸いです。(^_^;)