今回はレトロ関連のバックアップ電池について書きたいと思います。先日の記事でMIDI音源のYAMAHA.MU50のバックアップ電池について書きました。2.545Vという数値ですので、交換が必要な事はわかる方も多い思います。それでは、これ以外の電池について調べた時の画像を追記したいと思います。
図1. MIDI音源のバックアップ電池の電圧の数値
図2． PCエンジン「天の声バンク」のバックアップ電池の電圧の数値
今回はtwitter上でつぶやいていませんが、MSXカートリッジについても追記します。このカートリッジもバックアップ電池が交換された痕跡がありません。
図3. MSXカートリッジの「信長の野望全国版」の分解した状況
図4. MSXカートリッジの「信長の野望全国版」のバックアップ電池の電圧の数値YAMAHA.MU50には明らかな電圧降下を確認出来ましたが、天の声バンクは微減そして「信長の野望全国版」に関しては、
これ新品？？？
と思えるような数値でした。そこで色々と情報を探していますと、これについて調査されている方がいたので、そちらを紹介したいと思います。4ST（ヨンスタ）さんのyoutubeの動画になります。 多くのファミコンカートリッジを購入してマクセルさんに詳細なデータを作成及び提出し、お答えをいただけたという事です。
上記動画で謎は解けましたが、専門技術者が電池を分解して残量を推定は出来るけれど電圧だけではわからない
これは、ある意味困った状況ですね。数値が明らかに低下していれば交換しますが、電圧が維持されていると交換の必要はないかもしれないと考える可能性はあるわけです。冷静に考えてみますと、youtube等で配信している方や熱心なレトロゲームをやっている方は必要な作業になりますが、ゲームをする時間の確保が難しくなっている人にはバックアップ電池の液漏れで腐食の方がダメージが大きいように思えるのでした。バックアップ電池の必要のない技術で代用する方法もありますので、そちらの方がいいのかもしれないなぁ。と個人的には思いました。しかし、上記動画は貴重な情報ですね。この調査には脱帽です。謎が一つ解けたと感じる瞬間でした。
